私を穢して、そして愛して

思い返せば、私はエッチをしても「イク」という経験をしたことがなかったような気がします。
結婚前におつきあいしていた男の子とはお互いが未熟すぎて、射精するためのエッチでしかなかったような気がします。
乱暴なことはされませんでしたが、私の快感については配慮してもらえませんでした。

結婚してからのエッチは、単純に子作りのための行為でした。
結婚が決まった段階でも、主人がそれほど好き♡と思える男性ではありませんでしたし、プロの女性と遊び慣れているせいか、私なんか物足りなかったんでしょうね、子供が生まれたら寝室も別になってしまいました。

勇人さんは丹念に私の秘部を舐め続けてくれました。
こんなことは初めて。
ベッドの上で生娘のように私はのたうち回って快感に身を委ねていました。
おそらく私の秘部からは愛液が溢れ出していたのだと思います。
それを勇人さんは舌先で掬い上げ、ノリちゃん、おいしいよ。と、何度も繰り返すんです。

そして、不意にその瞬間は訪れました。
勇人さんの舌で刺激され続けたクリがピクピクして、私自身の体も制御不能になりました。
あ～ん、ダメ！もう止めて、おねがい。それだけ言うのがやっとでした。
ノリちゃんどうしたの？痛かった？体を移動させてきて勇人さんが私の顔を覗き込みました。
ちがうの。どうしちゃったのか分からないけれど、私、たぶん、イッちゃったんだと思う。息を荒げて答えました。



私、こんな風になったの初めてなの。照れくさくて勇人さんの首筋に顔を埋めてささやきました。
今までしていたエッチって一体なんだったんだろうね？
ノリちゃん・・・、そうだったの？これからはオレがノリちゃんをたくさん気持ち良くしてあげる。いっしょに気持ち良くなろう。
勇人さんは私の髪を撫でながら言ってくれました。

ノリちゃんがイクとこ、もう一回見たいな。魅せてくれる？勇人さんは私の無防備な両脚を開き、ふたたび秘部に舌を這わせ始めました。
私はその快感に集中して、ふたたび歓びの頂点に達してしまいました。

今度は、ふたりで、いい？と、いよいよ勇人さんの肉棒が私の中に入ってきました。
この体の充足感は何年も忘れていたものです。
私たちの加太の動きはやがて同調していっしょに頂点を迎えました。

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車の中で勇人さんにマッサージをされて私の常に重たかった肩が軽くなったような気がしました。
このまま解散かな？もうちょっといっしょにいたいな、と、私は彼の動きを見守っていました。
私の後ろに回って肩を揉んでいてくれていた勇人さんはそのまま、私の唇に軽く自分の唇を重ねてきました。
ふたりっきりになりたい、いい？
私は目を閉じて頷きました。
素材は全然ちがいますけれど、フランス映画の「男と女」に出ていた、アヌーク・エーメになったような気持ちです。

ホテルへ向かうまでの短い道中、私たちは手をしっかり握り合っていました。
こんなに暖かい気持ちで心がいっぱいになったのはいつ以来だろう。
結婚前の恋愛時代ぶりかも知れない。

私は今から結婚して以来初めて主人を裏切ろうとしている。
こんな日がいつか来るだろうと想像はしていた。
でもそれが今日、いま、この時だとは思っていなかった。
もっと罪悪感や後ろめたさを感じるものかと怖れていたけれど、勇人さんへの関心の方が強くて主人のことなど思い出しもしませんでした。
きっと主人も私のことをそう思っているんだと思います。
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ホテルのお部屋でふたりっきりになって私たちは遠慮なくお互いの体を貪り合いました。
大袈裟に言うと、同じ世界観を共有できる人、と言う思いを勇人さんに抱いていたので、私は安心して彼の愛撫を受け、快感の波に襲われ続けました。

もう何年も忘れていた、女としての体の快感を勇人さんが薄皮を剥ぐように少しずつ思い出させてくれました。
彼は、私の両脚を開き、中心に顔を埋め、そこを舐め始めました。
えっ、ダメよ、そんなこと。
私は慌てましたが、悪戯な舌が私の秘部を熱く柔らかく攻めて来て、こんなことされるの私、初めてなんです。

クンニされたことがまったくないわけではありませんが、それはフェラをさせるための前フリみたいな感じで、チョコチョコっと舐められたことしかなくって、勇人さんのようにイクまで舐めてくれる男性は初めてでした。

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勇人さんのメールには、直接会って話し始めたらきっと話が止まらなくなってしまいそう。と、書かれていました。
そこまで何通もメールをやり取りしていたので、すっかり彼に心を許していた私も同じような気持ちでした。
そこからの展開は早かったです。
私に迷う隙を与えず、勇人さんは明日時間を作って、時間は合わせるから。とメールして来ました。

これまでのメールのやり取りの内容から察して、彼は仕事が忙しいはずです。
私のために時間を作ると言うなら、私も彼に気がないわけではないので時間の都合をつけました。
翌日のランチをいっしょに。
そのあと、肩こりしている私をマッサージしてあげるとメールには書いてありました。

これは文字通り肩こりだけのマッサージなのか、それともエッチしたいのか、さすがに聞けなくて、でも一応勝負下着というか、お気に入りの下着を身につけて出かけました。
事前に写メを送ってもらっていたので、どんな感じかは分かっていましたが、写メよりもひとまわり大柄な男性でした。
事前に下見しておいてくれていたらしい、ちょっとおしゃれな京風おばんざいを出すカフェでした。
デザートに食べたほうじ茶プリンがとてもおいしかったです。



ちゃーんとほうじ茶の味と香りがしたんですよ。
勇人さんがメールで言っていたように、私たちの間にはおしゃべりのネタが尽きませんでした。
その流れで、それまで言えずにいたこと・・・主人との関係についてです。
それをかいつまんで話すと、一通り聞き負えた勇人さんは、自分で力になれることがあったら何でも言って。と、言ってくれました。

私にとって、うちの夫婦生活について話すことはとても惨めなことです。
それを淡々と受け流してくれた勇人さんに対して、思わず目頭が熱くなり、涙がこぼれそうになりました。
私の涙の気配を感じたのか、行こうか、ノリちゃんのマッサージして上げる時間がなくなっちゃう。と、席を立ちました。

車を少し走らせ、港の敷地内に入り、車のシートを倒し私の肩を揉んでくれました。
ノリちゃん、とても肩こってるみたいよ。これは定期的にやらないと無理かも。
定期的に？と思ったのですが口に出せませんでした。
勇人さん、どこでマッサージ覚えたの？
中学の時。部活で散々先輩にやらされた。今度はオイルマッサージしてあげるからね。気持ちいいよ。



その後、私たちは・・・。
次回に書きますね。

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ご無沙汰しております、乃里子です。
新学期だなんだで慌ただしくしておりました。
うちの状況は相変わらずです。
主人は飛ぶことを覚えた鳥のように、連日深夜まで飲み歩いています。
もう、諦めがつきました。
双方の両親の前や、プロパーさんたちとの会食などの時に思いやりのパフォーマンスを示してくれたらそれで充分かなって。

一時期出入りしていた「モンロー」ですが、チャットのことがあってから、なんだか怖くなって行かなくなってしまいました。
私にはちょっとイケイケ過ぎたのかも知れません。




最近は「デジカフェ」で日記を書いて、そこで何人かの方と絡んだりしています。
チャット機能もあるようですが、やっぱり怖くて利用できていません。

日記だけでも結構、楽しいです。
なに食べたとか、見たＤＶＤのこととか、その程度のことしか書いてませんが、コメントがついたらそれを返しに行ったり。
これだけでも私にとっては大冒険です。



ところが、そんな私の静かな生活が、たった一通のメールで一変してしまいました。
出張の合間に久しぶりに立ち寄ったこのサイトで乃里子さんを見つけました、あまりにも話が合いそうで、同志のような気持ちを勝手に抱いています。もういい歳なのにトキメキが押さえられません。
と、書いてありました。

当たり障りのない返事を返しましたが、すぐに自分は今は建築関係の営業職だけれど15年近く前には私と同じようなことをしていたと返事が来ました。
まっ、それは寝取られ妻って意味ではないと思いますけれど(^^ゞ

勇人さんっていうんですけれど、この方。
彼が私を違う世界へ誘ってくれるのではないかと一瞬夢を見てしまいました。
よくよく彼のプロフィールを見ると既婚者。
既婚者と親密な関係になるのは避けたいところなのですが、勇人さんとのメールのやり取りがあまりにも楽しくて、私はいろいろなことが目に入らなくなってきていました。

これを一般的に「恋に落ちた」と呼ぶのでしょうか。

こっそり覗いて見える悦楽の世界。
覗きって奥が深いんです、フェチなアングルを「のぞきザムライ」で体験してみてください＾＾

「モンロー」で２ショットのチャットに誘われて、私も驚いたのですが、お誘いくださった男性の方が驚いたかも知れません。
その方は私の日記を読んだと言い、私のことが気になっていたと言い、偶然グループチャットで見つけたのでつい誘ってしまった。みたいなことをおっしゃっていました。

でも私、急なことだったので心の準備ができていなくて、なにを話したらいいのか頭の中が真っ白になってしまって。
一応、笑顔で、笑顔で・・・。と、自分に言い聞かせて男性の話に相槌を打っていたのですが、男性の目的ってそっちではなかったようですね。

乃里子さんは色が白くて肌がきれいですね。って、言われて。
そうかしら？私、子供の学校の草むしりとかに結構お呼び出しがかかるので、土方焼けしているんですけどね。
腕とか真っ黒ですよ～。と、見せても、白くてきれいです、もっと見たいな。と言われて。

意味が分かりました。
もっと見たいな。の部分に力点があるのであって、肌が白いとか黒いとか真に受けた私がバカだったってことです。
笑顔を作っていることも急にくだらなく思えて、パチっと画面を閉じてしまいたくなりました。



もう、すっかりヤル気を失っていましたが、一応、もっとって？と聞いてみました。
すると、今日はどんなブラつけてるの？見たいな。と言われて。
初めて話をする見知らぬ男性相手になにが悲しくて下着を見せなくてはいけなくてはならないのか、私には理解できません。
ただ、このチャットは男性はお金を使っていることは知っています。
女性には僅かですが報酬が入ることも分かっています。
お金で買われるってこういうことなんだ。

幸恵さんのお友だちが男性をお金で買っていたのは、今、この瞬間私が感じている屈辱感を避けるためだったのかも知れません。
私はこの男性相手に下着姿になることはできませんでした。
甘い考え方かも知れませんが私が欲しいものは、愛と信頼です。

ごめんなさい。とだけ言ってチャット画面を閉じました。
後付けでいろいろ理由をつけたかったのですが、それも面倒になってしまって、大人気ないことをしてしまいました。
でも、これで少し「モンロー」に入り浸る気持ちが薄らいだようです。
他の女性にも聞いていた出会い系サイトに登録してみようかな、と思い始めました。
このチャットのように後味悪い思いは避けて、ゆっくり親しくなれる男性を探したいです。

お正月は和服人妻とシッポリ、いいですね( ^-^)_旦~
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生ハメをお楽しみに。