私たちがふたりきりでいられる時間には限度がありました。
どれだけきつく抱き合っていただろう。
ふと気になって枕元のスマホにスイッチを入れると夕方近い時間。
いけない、現実に戻らなくちゃ。
もう、帰らなきゃ。勇人さんも時計を見て、
ヤバっ。とつぶやきました。
それを聞いて私はとても悲しい気持ちになりました。
でも、気持ちを現すのは今しかない、と勇気を出してふたたび勇人さんに抱きついてキスを求めました。
最後に、ね。と、言いながら。
帰り道の車の中でも私たちは手を握り合っていました。
メールしてもいい？私が聞くと勇人さんは頷きました。
メールしちゃいけない時間帯ってある？既婚者である勇人さんの立場は配慮しなくてはいけません。
いつでも大丈夫。ただ、すぐに返事が返せないこともあるかも、その時はゴメンね。勇人さんはニッコリと笑顔を私に向けました。
その日の逢瀬はそこまでで終わり。
勇人さんの車を降りた瞬間から現実に戻らなくちゃ、と思う私と愛しさと不安が交互に現れて、自分の家にいるだけなのに、どこか知らない場所にいるような気さえして、落ち着かずソワソワしてしまって、もう何もできないと諦めて、子どもが帰宅するまでちょっとだけのつもりでベッドに潜り込みました。
片手に握ったスマホ。
これで今すぐ勇人さんにメールを送れたら、どんなに気が楽だろう。
でも、私にも常識という意識はあります。
１日10回好きって言って！とメールしたかったのですが、それは頑張って思い留まりました。
その代わり、さっきまでネチっこいほどの愛撫を受けていた、今まで長い間、誰にも見向きもされていなかったパンティの中の秘部に指を這わせました。
そこはまだ、ジットリと湿っていました。
もうちょっと深く指でかき分けると、新たな蜜が湧き出して来ていることを感じました。
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人妻って、激しいんです（＊´Д｀＊）
